ハミルトンを見ろ(カップルにミュージカル観賞を台無しにされた話)
そういう話をします。
こんにちは。アヒージョです。
私のTwitterを確認している方はご存知かと思いますが、先日ニューヨークを旅行していました。
言わずと知れたアメリカ最大の都市、見所も盛り沢山です。
MoMA(美術館)でモネの睡蓮を見たり...
自由の女神やエリス島...
現代建築の名所などを周りました。めちゃくちゃ最高。
MoMAは本当におすすめです。睡蓮以外にもゴッホの「星月夜」やピカソの「アヴィニョンの女たち」もあります。音声ガイドの内容も面白い。
さて話は変わりますが、ハミルトンというミュージカルはご存知でしょうか?
題名になっている「アレクサンダー・ハミルトン」という人物はアメリカの建国の父の一人で、ジョージ・ワシントンの右腕として当時政界で大活躍した偉人です。10ドル紙幣の人です。
ミュージカル「ハミルトン」は彼の人生やアメリカの歴史を、46ものHIPHOPミュージックで描く大人気のミュージカルです。歴史ものがHIPHOPってすごい斬新ですよね。
(ディズニー+で視聴可能。是非見て欲しい)
まず胸熱なのが、ハミルトンは同時期の偉人に比べ短命であったためその功績は長らく知られていなかったらしいのです。彼の激動の人生が今、現代ミュージカルとして蘇えり世間を騒がせているのは凄いロマン。
ミュージカル「ハミルトン」は全曲素晴らしいし、HIOHOP以外のテイストも入っていて聞いていて飽きません。議会での論争はラップバトルとして描かれるのもツボです。
ブロードウェイはミュージカルの本場、物語もニューヨークが舞台とあって普段はチケットを取るのはかなり難しいらしい。
...ただ、私アヒージョ、ニューヨーク滞在最終日のチケットを350ドルほど払って購入してしまいました。馬鹿な価格設定ですがそれでも全席埋まるくらいの人気なのです。
席も劇場の最後方。一番いい席は確か800ドルくらいします。
気の迷いとかではなく、ミュージカルもHIPHOPも曲も好きなので絶対観たい!!と前から思っていたのです。好きなバンドのライブ行く感覚と変わりません。
さて肝心のショーですが、
さいっっっっっっこうでした。
すみません、1曲目から泣いてしまいました。
やはり生で見ると演者の気迫、声量がダイレクトに伝わってきます。1曲目は各登場人物の視点で、孤児だったハミルトンの成り上がりから物語の結末までを(ほぼ)全キャストで歌い上げます。
ポケモンのココの序盤5分で泣くのと同じ原理で、今後襲われる感動を予感して先に泣いてしまうんですね。
ニコニコでテニミュ見るのとは訳が違うし、日本のミュージカルよりも規模が大きかったように思います、流石アメリカ。
普段はサントラをspotifyで聞いていてミュージカルの曲であることを忘れていたのですが、本来はダンス、演出、演技とセットで楽しむものでした。演出もこれがかっこいいんですね...。舞台芸術自体には全く明るくないのですが、時にユーモラス、時に涙を誘う演出で完全に手のひらの上で転がされていました。
ハミルトンは構成が本当に素晴らしく、ショーの後で一曲目の演出の意図に気づけたりもします。
ハミルトンは最後に語り手でもあるアーロン・バーに撃たれ亡くなってしまい、建国の父として奔走した彼の激しい生は呆気なく幕を閉じます。
最後の「Who lives who dies who tells your story 」はハミルトンの死後、どのように彼の人生と功績が伝えられたのかが歌われます。(結局長らく知られてこなかった訳ですが)これ凄いですよね、この曲がミュージカル「ハミルトン」の存在証明になっているのです。舞台の締めとしてこれ以上の正解は無いと思う。
本当に、生で、しかもブロードウェイで見れて良かった。一生の自慢です。
ただ途中でめちゃくちゃな尿意に襲われたのが残念でした。上映前にトイレ行ったんだけどな。あれが無かったら第一部最後の「Non stop」で号泣できた気がする。
ここからネガティブになります。隣に座っていたカップルが引くほど最悪だった話です。
第一部と第二部の間の短い休憩時間、トイレを済ませ席に戻ると、足元に粉々になったプレッツェルが。
隣のカップルが落としたものでした。まあミュージカル見る分には特に問題ないしな...と思い足で退け、第二部のスタートを迎えます。
第二部も中盤に差し掛かった頃、隣のカップルが小声で喋り出しました。
正直私的にはもうアウトです。右側、少し離れた場所に座っていた子供は音を立てないよう気を付けながらスナックを食べているというのに、いい大人の2人はショーと大して関係ないことを喋り続けます。
ただこんな事でブログに文句を垂れるほど私の心は狭くありません。
問題は、それ以降ショーの終わりまで続いたスキンシップです。
最初は互いの手を握って遊ぶ程度のものでしたが、次第にエスカレートし、
足を絡ませ...肩に腕を回し...窒息したいのか?という勢いのキス...
いやお前らマジで何しに来た??????
本当に理解が出来ません。ブロードウェイの、ハミルトンですよ!?!?こちとら1msも見逃さない心算で臨んでいるんだ。
自分の肘にもガツガツ当たるし煩いしで全然ショーに集中できません。
注意して言い争いにでもなったらそれはより迷惑なので注意も出来ませんでした。
(これが理性ある大人の振る舞いだからな)
映画館で子供が騒いでるのとは訳が違います。かけたお金、体験の貴重さ、何より奴らはいい歳した大人。恋とはこうも人を盲目にさせるのか?そんな精神状態なら頼むから来ないでくれ。
...と、怒りに震えながらショーを見る羽目になってしまいました。まだ許してません。
男の方は「凄かったね」とショーの後言ってましたがオメー終盤7曲くらいロクに聞いてないだろ!
ショーが終わり、友人と合流するまでに、彼に起こったことを説明した後ひたすら文句を垂れていたチャット↓
その後はもう社会全体が嫌いになってしまっていました。
友人からは「ショー全体が悪かったと思うのは勿体無い。ショーの良かった部分にだけ集中なさい」を最もなアドバイスを受け、なんとか理性は取り戻しましたがカップルへの怒りは消えません。
振り返るとショー全体は素晴らしかったのですが、名画についたデカイ傷みたいにあのカップルへの憤怒が心にへばりついています。
将来成功して年収3000万の予定なので、また今度は最前列の席で見たいと思います。左右の席も押さえる。
それではまた。
到着...
こんにちは。もう9月末ってマジ?
到着から約1ヶ月が経過し、もう良い加減新しい生活にも慣れてきました。
一区切りということで、サクッとまとめます。
ー渡米直前ー
私は本当に荷造りが嫌いです。
どうせ何か入れ忘れるので、時間をかけて準備しても適当でも結局後悔するからです。
出発1日前でもこんな感じでした。
まあ、寿司食ったり博物館行ったりしてて忙しかったし、最悪ママがやってくれるし...
ん?どうした?
そんな目で見るんじゃない。
愛犬に憐れまれてしまったので、諦めて荷造りして成田空港へ出発です。
ー機内ー
意外にも空港には人が多く、カウンターも混んでました。
エコノミークラスへの異常な冷遇(失礼)により結構ギリギリになってしまいましたが、なんとか搭乗。
成田→ワシントンのフライト時間は、約12時間!! 直行便を使ったので、座りっぱなしです。持ち込んだ手荷物は、パソコンとタブレットと人形だけ。
少し心もとない装備で、12時間に及ぶ暇との格闘が始まります...。ファイッ!!
あれっ
瞬殺されました。
「絵を描くのに熱中できれば12時間なんて秒よ!!」
とたかを括っていたのですが、そんな事ありませんでした。
そもそも絵もダメな日でした。本当に苦しい12時間だった...
前の座席の人がなぜか「ラーヤと龍の王国」を二周していたことくらいしか覚えてません。二周するような映画でも無いだろ!
あと機内食がめちゃくちゃ美味かったです。
描いた絵はブログの最後に供養しておきます。
ー到着直後ー
人生初のアメリカ上陸です。
「急に中指立てたらどうなるんだろう...」
危険な好奇心を抑えながら、タクシーで寮に向かいます。
ルームメイトは先に到着済みでした。
日本から来たと知るやいなやエヴァのTシャツを見せてきたり、クレしんの映画について語ったりと、かなり最高のルームメイトです。
あとは無難にワシントンを観光していました。
ワシントンはかなりの数の博物館や美術館があるため、休日の行き先には困りません。しかもほとんどが入館無料。モニュメントも数多くあるので、アメリカの歴史を学んで行くとかなり楽しい街です。
...
正直ちゃんと覚えてません。思い出したらそのうち書きます!タブンネ
(到着直後の覚えている面白いイベント、大体書いたらやばいことな気がするので...)
最後に、アメリカらしく「フライドポテトで餌付けされるリス」を投げて今回は終わらせて頂きます。それでは。
〜おまけ〜
機内で描いたけど没になった絵
こんにちは。(趣旨)
〜はじめまして〜
こんにちは。アヒージョと申します。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。全員副反応で寝込んだりしてるのかな。
かく言うアヒージョはですね...
ワシントンDCに来てます!!!
アメリカです。みんな憧れるでしょう?
一回くらいでっけ〜マックのハンバーガー食べてみたくないですか?
自由の女神の支柱をバキバキにしてマンハッタンにダイブさせたくないですか?
そんな少年の頃からの夢を叶えるため、アメリカに留学してます
(自由の女神はワシントンDCにないと知り、ホワイトハウスを黒く塗りつぶすことにしました。)
冗談はこのへんにしましょう、唯一本当なのは所在地だけです。
言葉も不自由、環境も新しく3歳児に戻った気分。アメリカでの刺激的な日常について、せっかくなので日記を書こうという訳です。
〜以下、アヒージョの自己紹介〜
Twitterでは鳥ポケにわかオタクとして界隈の隅をウロウロしてますが、果たしてその素顔は。
・大学生
・好きな食材はニンニク
・嫌いな食材は肉
・よく生きづらそうと言われる。自覚もある
・友達が少ない
・人の話を長時間集中して聞くことができず、すぐ逃げる
・猫背
・でも犬派。ミニチュアダックスフントを飼ってた
ここで自撮り写真を載せるような性格はしていないと分かったらそれでOKです。
私はこの自己紹介を書いている間に0.5kgくらい痩せた気がします。
今回はこの辺で。次回からはちゃんと起きた事とか、思った事とか書くと思います。
なにどぞ。